[時事]自家用車問題とたばこ問題
from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
(2009-10-12 9:00)
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自家用車に関する池田信夫氏のtwitterエントリーに対して大量の、かなり批判的なブックマークがつき、それにたいしてさらにメタ・ブックマークがつくという興味深い状況になっている。*1 興味深い理由はいろいろあるのだけれど、ひとつ観測できると思われるのは、自動車を社会から排除する傾向や、自家用車を減らしていこうという態度に対してかなり強い反発をする人たちが相当するいるらしいことだ。 都市生活者にとっては、日本の都市の多くでは公共交通機関が発達しているので、自家用車がなくても不便なことはほとんどなく、むし ...
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[日記]
from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
(2009-10-11 9:00)
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日曜日。昼にファミレスで食事してから午後に大学へ出勤。日曜日はなるべく大学には行かないようにしているのだが、土曜日に出張の上、明日月曜日も出張で、いくつかやっておかなければならないことがある。 今日まではオフィスに暖房をいれずに厚着をして頑張ってきたのだが、寒さのせいか眠気がひどい。あきらめて、暖房を入れる。 夕食後、プールに行くものの、大勢の子供づれがいて、しばらく泳げず。彼らが居なくなってから泳ぎ始めて、今日は40往復、1300mほど泳ぐ。 終バスで帰宅。
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[科学史][STS] 科学史と科学論
from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
(2009-10-11 9:00)
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次の論文を読んでおもったこと: Lorraine Daston, ”Science Studies and the History of Science,” Critical Inquiry 35 (2009): 798-813. ここでDastonのいうScience Studiesとは、おおよそいわゆるSTSと呼ばれているもののことと考えていいだろう。Dastonの言い方では基本的には社会学で、人類学、政治学、哲学、ジェンダー研究、歴史学が混ざっていて、STSとSSKをあわせたようなもの、というわ ...
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[日記]
from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
(2009-10-10 9:00)
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名古屋出張二日目。やはり安ホテルだけのことはあって、部屋の壁が相当薄いらしく、となりの客の浴室を使う音や、大声の会話がもれてきて、よく眠れない。 先日の書評は結局引き受けることにしてしまう。まあ4月になれば時間もあるだろう。 午前中から夕方まで名古屋大学の素粒子論研究室(E研というらしい)で科研費の打ち合わせ。 名古屋駅で少し早い夕食。矢場とんというお店でみそかつを食する。かなり人気の高い店であるらしく、まわりの店にくらべてだいぶ混んでいる。 帰りの新幹線で、先日コピーしたDastonのCritica ...
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[科学史][アーカイブズ]湯川秀樹、朝永振一郎、坂田昌一の史料
from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
(2009-10-10 9:00)
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湯川、朝永、坂田は日本の生んだ重要な物理学者であり、彼らの足跡を歴史に残すことは歴史家の責任の一つである。彼らのような重要な科学者の記憶に対してすら適切な顧慮がなされないような社会では、理科離れが起こっても仕方あるまい。 今回の名古屋出張は、この三人の史料のカタログ化するための科研費プロジェクトの打ち合わせが目的である。私はプロジェクトが出発した時点ではかなり深く関わったのだが、事業が動き出すと重点になるのは当然ながら各資料室になる。各資料室で頑張っている人たちと比べて、私自身は結局たいしたことをやっ ...
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[日記]
from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
(2009-10-9 9:00)
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朝、あわただしく出張の支度をして、すこし遅く出勤。午後に図書委員会。とくに難航した議題はなし。ただ上に書いたようなことを考える。 その後、先日提出した申請書を修正。いくつか雑用をして、4時24分のバスで逗子駅へ向かう。 このバスが少し早目について、うまく4時49分の電車に乗れれば、大船で接続して、うまく小田原を6時過ぎに出るひかりに乗れる(小田原発のひかりは少ないのである)。4時47分ごろに駅に到着したので間に合うかと思ったのだが、電車はなぜか改札のあるホームではなく、陸橋の先の3番ホーム発。おしいと ...
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[大学][STS]学術雑誌の高騰
from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
(2009-10-9 9:00)
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これはおそらく大学関係者はだれでもよく知っている問題だと思うけれど、今日、大学の図書委員会の会議に出席して、改めて痛感した。いかに学術雑誌が値上げされて、それが大学の予算を圧迫しているかということだ。 しかも奇妙なことに現在のデフレ経済にも関わらず、雑誌の購読契約は毎年5%値上げは珍しくなく、場合によっては10%値上げだったりする。それに円高はいったいどこにいったのだろう。 このように学術雑誌が高騰する理由にはいろいろなものがあるのかもしれない。たとえば、電子化のコストだ。たしかに電子化によって冊子を ...
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[日記]
from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
(2009-10-8 9:00)
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夜、台風による強風のため、うるさくてよく眠れない。 朝ぐらいから、強風にも関わらず、天気がよくなり、翌日は台風一過の晴れ。 寝不足で一日体調不良。一日中書類書き。たまっていた出張書類などを書くが、まだ二件ほど残っている。 翌日から出張で、月曜日も出張、来週の水曜からアメリカ出張、帰ったらすぐまた東京出張、次の週に東京出張で、また数日後にアメリカ出張。大丈夫だろうか。 ひょんなところから仕事の依頼が。次の本の書評を頼まれる: http://www.hup.harvard.edu/catalog/BOLS ...
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[日記]
from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
(2009-10-7 9:00)
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非常に体調が悪い。今日もゆっくり出勤。雨が降っている。台風が近づいているのだ。 総研大レクチャーというものがあったらしく、いつもの11時30分にいくと食堂が非常に混んでいるというので、一時間後に出直し。今日のランチは固焼きそば。 午後に、専攻における科学と社会教育についての協議。教育のために時間を使うのはまだいい。だが、制度的な障壁のために消耗するのはやりきれない。大学院の教育を充実させるべきだというのが私の信念だからやっているのだが、果たしてどこまで頑張れるだろうか。 この日は結局、書類書きで終わっ ...
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[時事][STS] 先端研究開発支援プログラム
from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
(2009-10-7 9:00)
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「民主党さんへ、僕は内定取り消しになりました。」(ブックマクロ開発に) http://d.hatena.ne.jp/takuya_1st/20091006/1254845300 この内定取り消しになった研究者の資金が先端研究開発支援プログラムなのか、やや不明だけれど、ほかに思い当たらないので、多分そうなのだろう。大きな研究費が凍結されたり、打ち切られたりすれば、とぱっちりをうける人は多く出るし、そのダメージはしばしば立場の弱い人に大きくなものになる。そういうことは珍しいことではなく、SSCのキャンセル ...
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