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[日記]イギリス9日目  from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録  (2009-12-17 9:00) 
この日は曇り。朝からニーダム研で仕事。日中に雪が降り出した。積もらないですぐに消える。 とくにこともなく、夕方まで仕事。帰りに買い物をして宿に帰る。 自転車はやっぱりおんぼろで、変速がほとんどできなくなっていることに気がついた。多分、ケーブルがどこかで断線しているのだろうと思う。のんびり走る分には問題なく、歩くよりは早いのだけれど、ほかの自転車とは競争にならないようで、おばあさんのママチャリに追い抜かれるのはちょっと問題かもしれない。
[日記]イギリス8日目  from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録  (2009-12-16 9:00) 
今日は雨。本当に天気がよく変わる。朝から、ニーダム研で仕事。 雨なので、とくにどこに行く気にもならず、夕方すぐに宿に帰る。 一応、日本の時事的なことは注意を払っている。普天間問題に関する報道にはどうも奇妙な感触を覚えざるを得ない。過去のいきさつから沖縄が県内移転を望まないのは、当然であり、日本政府が沖縄の意向を認める限り、それをアメリカが高圧的に押しつぶすようなことはアメリカのリベラルは支持しないだろう。ただ、日本政府の優柔不断が、社民党に対する政治的配慮にすぎないのであれば、また話は別かもしれないが ...
[日記]イギリス7日目  from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録  (2009-12-15 9:00) 
火曜日。今日はいい天気である。どうもイギリスの天気というのは毎日変わるようだ。 朝からニーダム研へ行って仕事。午前中、昨日、見せてもらった自転車を持って自転車屋へ修理にもっていく。あまり近くには自転車屋はないようで、Googleで調べたところ、Bridge Cycleというのが一番近いようで、てくてくと歩いてもっていく。その後ニーダム研に戻って昼にロビンソンカレッジで昼食。今日はジョンと私だけである。どうも中国から来た人たちは、ロビンソンカレッジの食事が口に合わないらしく、自分で料理したりするほうを好 ...
[日記]イギリス6日目  from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録  (2009-12-14 9:00) 
今日は雨。朝からニーダム研で仕事をする。ようやく仕事に取り掛かれる、といったところ。 今日も昼食はロビンソンカレッジで食べたのだが、初めてイギリスらしい食事を食べた、といったところ。いや、ここの食事は決して悪くはないのだけれど、不協和音のような妙な味付け(なにかのハーブみたいのもがついたリンゴがポークに野菜に混ざってポークにのっている)が混ざってしまって、ちょっと残念なことになっているのである。 午後2時に、ちょっと早いクリスマスのお祝いということで、ニーダム研で、ミンス・パイを食べる会。まず、所長の ...
[日記]イギリス5日目  from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録  (2009-12-13 9:00) 
日曜日。早いもので、もう5日目。この日は雨のち曇りで、どんよりした天気。主に自室で過ごす。昼に昼食と買い物に街に出るが、やはり人が多い。ケンブリッジはもう少し小さく静かな大学町だと思っていたのだが、案外都会である。葉山の田舎から来たからそう感じるだけかもしれないが。この日は昼食に中華料理を試してみたが、失敗。 St Andrews通りのGrand Arcadeという大規模なショッピングモールに入ってみる。私が興味を持つようなものは売っていないようだが、単純に散歩するのには良いところである。面白いことに ...
[雑]役に立たない学問の価値についての覚書  from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録  (2009-12-13 9:00) 
このところ基礎科学について、頭を整理するために思いついたことをちょっと書いている。そこでは、基礎科学を擁護するいくつかの議論のタイプについて書いているのだけれど、それはどちらかといえば科学史家の立場から、どの議論にもコミットせずにメタな立場からどのような議論があるかについて整理しようというものだ。それとは別に私自身が個人的にどう考えるか、ということについて、まず書いてみようと思う。これはいわゆる基礎「科学」だけではなく、実用的ではない学問一般についてのことで、人文系の分野のことも念頭にいれている。 こ ...
[日記]イギリス4日目  from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録  (2009-12-12 9:00) 
土曜日。 どうも風邪気味。この週末は体を休めることに専念することにして、午前中は部屋で過ごし、昼に街に出てみる。今日もいい天気である。案外イギリスの冬というのは晴れの日が多いのだろうか。ただ、緯度が高いせいだろうか、昼間の時間がひどく短い。昼時だというのに、太陽の位置が低く、まるで夕方みたいだ。 また昼食は広間の屋台のタイ料理にはいってしまう。グリーンカレーを試してみたら、これもまたとてもおいしい。アメリカの安いタイ料理店でカレーなどを食べると、野菜が半煮えだったりするのだが、ここはそんなことはない。 ...
[日記]イギリス3日目  from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録  (2009-12-11 9:00) 
今日は昨日とうってかわって、イギリスらしい曇りの日で、曇っているだけではなく、霧がかかっていて、小雨が降る。朝、早く目が覚めたので、もろもろ仕事をしているうちに、結構な時間になってしまう。8時ごろまで薄暗いので、朝の時間の感覚がつかめない。 10頃にニーダム研へ出勤。ようやく本格的に仕事に取り掛かるのだが、まだ雑用からは逃れられたわけではない。2月末の入学試験のために日本に戻る飛行機の手配をする。 ニーダム研の人たちと、ロビンソンカレッジでランチ。彼らと一緒にいくと4ポンドちょっとで食べることができる ...
[日記]イギリス2日目  from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録  (2009-12-10 9:00) 
時差ぼけで早起き。荷物を棚に整理する作業を済ませたのち、すこし仕事。ただ、この土地は朝はずっと暗いので、気づいたら結構な時間になっていた。10時ごろに宿の支払いを済ませ、共用キッチンなどの使用法の説明を受ける。11時ごろまで部屋で色々と調べものをしてから外を探索。この日は素晴らしい晴れで、多分イギリスではめったにないいい天気なのではないだろうか。日差しが強すぎるぐらいである。宿は、ケンブリッジに中心部からあまり離れておらず、歩いて十分通える距離である。ただ、そのうち自転車を借りるかもしれない。本屋(H ...
[大学][時事]大阪府立大学の改革についてのメモ  from Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録  (2009-12-10 9:00) 
いくつかマスメディアで報道されている。たとえば、 「橋下知事「日本一の理系大学に」 大阪府立大が改革案提示」(読売新聞) http://osaka.yomiuri.co.jp/university/topics/20091204-OYO8T00664.htm これに対して、卒業生が再考を求めている: 「大阪府立大再編案 卒業生が再考求め要望書提」(MBSニュース) http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE091211113100303687.shtml 大阪府立大学が ...



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